『 熟年女性の在るべき姿 』


『 熟年女性の在るべき姿 』
   毎日を丁寧に生きる。

~ファッションが素敵なだけでは、豊かにはなれない。
自分が信じられるかどうか。~

私があこがれたイタリアマダム達は
仕事や家庭を、その手で築き上げてきた、という豊かさに満ちた
自負心がありました。

多少お肉がついてきたお腹や腕さえも
彼女たちは生きてきた自信に変えてしまうのです。

日本に帰ってきて感じたこと。
この国はなんと、幼児性が強い国なのか?
熟年女性は、老けているか若つくりしかいないのか?

新聞のひとつでも読んで
社会の動きに、なんらかの意見を持つ、そういうことだって
静かに自信を身に着ける方法でもある。
流行のファッション雑誌をペラペラめくっているだけでは
うすペラい自分になるし、家庭での毎日をインスタント食品ばかりで過ごすようでは、年を重ねる味も魅力も豊かさも身につかないだけでなく
自分自身に、真の自信など到底つかないだろう。

ファッションも、あなたのもともとの個性を引き立たせるものであって
別人になるためにモノではありません。
特に、熟年になれば 服に頼るような着方ではなく
服の価値を上げるほどの中身を必要とします。

熟年って 自分はまだまだだわ、なんて思わないように。
二十歳の頃、30代の人を見て
もうすでに、若い人などとは思わなかったはずです。
40代、50代は十分に熟年層。

自分を信じ、毎日を丁寧に生きましょう。

画像は 映画 ミラノ・愛に生きる より。